夜中のウロウロは大丈夫? シニア犬・シニア猫によくある原因とサポート方法
「夜中に突然歩き回るようになった」
「寝ていたのに落ち着かずウロウロしている」
シニア期の愛犬・愛猫にこのような変化が見られると、飼い主様も心配になりますよね。
実は、夜中に歩き回る行動は、シニア期によく見られる変化のひとつです。
ただし、“年齢のせい”だけではなく、体や心の不調が関係している場合もあります。
今回は、考えられる原因と、ご自宅でできるサポートについてわかりやすくお話しします。
夜中に歩き回る主な原因
① 加齢による生活リズムの変化
シニア期になると、昼夜のリズムが崩れやすくなります。
昼間によく眠ることで夜に目が覚めやすくなり、静かな時間帯に活動する子もいます。
こんな様子ありませんか?
- 昼間はずっと寝ている
- 夜になると元気になる
- 朝早く起きる
ご自宅でできること
- 昼間に軽い運動や遊びを取り入れる
- 朝に日光浴をする
- 昼寝を長くしすぎないよう調整する
② 認知機能の低下(シニア認知症)
高齢になると、人と同じように認知機能の変化が見られることがあります。
方向感覚がわからなくなったり、不安感が強くなったりすることで、夜中に歩き続けることがあります。
こんな変化は要注意
- 夜鳴きが増えた
- 壁に向かって立ち止まる
- 同じ場所をぐるぐる回る
- 飼い主様を探して落ち着かない
ご自宅でできること
- 家具配置を急に変えない
- 足元を安全に整える
- 優しく声をかけ安心させる
- 夜は間接照明をつける
③ 痛みや体の不調
関節炎や腰痛、内臓疾患などで、横になっているのがつらくなる場合もあります。
「眠れない」「体勢が落ち着かない」ことで歩き回ることがあります。
チェックしたいポイント
- 立ち上がりにくそう
- 階段を嫌がる
- 呼吸が荒い
- 水をたくさん飲む
- 食欲が落ちている
ご自宅でできること
- 滑りにくい床にする
- 体圧を分散できる寝具を使う
- 室温を快適に保つ
- 無理をさせない
④ 不安や寂しさ
シニア期になると、不安感が強くなる子もいます。
視力や聴力の低下によって周囲がわかりづらくなり、「誰かを探すように歩き回る」こともあります。
ご自宅でできること
- 寝床を飼い主様の近くにする
- 安心できる匂いの毛布を使う
- 優しく声をかける
- 生活リズムを一定に保つ
「年齢だから」で終わらせないことも大切です
夜中に歩き回る行動は、加齢による自然な変化の場合もあります。
ですが、その裏に病気や不調が隠れていることも少なくありません。
特に、
- 急に症状が増えた
- 夜鳴きや食欲低下を伴う
- 呼吸が苦しそう
- 落ち着かず眠れていない
このような場合は、一度ご相談いただくことをおすすめします。
飼い主様の「気になる」は大切なサインです
「歳のせいかな…」
「病院へ行くほどではないかも…」
そう悩まれる飼い主様はとても多くいらっしゃいます。
ですが、毎日一緒に過ごしている飼い主様だからこそ気づける小さな変化があります。
不安なことや心配なことに寄り添いながら、その子に合った過ごし方を一緒に考えていくことが大切です。



